よく言い間違いをする人の頭の中について
前回の記事の中で、うちの息子の認知特性はなんなんだろうという書きました。
認知特性とは詳しくは以下をどうぞ。
認知特性とは?頭の良さを6つに分類する診断を解説する | 自分コンパス
認知特性については、
・聴覚優位
・視覚優位
・言語優位
とあるわけですが、前回述べたように私は視覚優位。なはず。。
あれ、板書が苦手だったからちがう。。かも。
聴覚優位かな?音で覚える方が得意かもしれません。
まぁ曖昧ですw。
どちらも敵便いい感じに利用している気がします。
短期記憶には視覚に頼っています。長期記憶は聴覚でできている気がします。みなさんはどうでしょうか。
で、タイトルの「よく言い間違いをする人」ですが、以前より周りに「よく言い間違いをする人」の顕著なタイプが2人いて、非常に気になっていました。二人とも天才肌で学力が高く聡明です。
なのになぜ言い間違えるのか!
もう長年の疑問でした。
先日思い切って友人のほうに尋ねてみました。どうして言い間違えるのか。本人は気づいているようで気づいていないときもあれば、頭ではわかってるけど発する言葉が間違っている。
「ほら、あれ、あれだよ」の代名詞で終わるのではなく、「ほら、ムラマサ!」みたいな。ういろうといいたかったようです。間違いにもほどがあります。似ているようで似ていません。
一文字言い間違えるのであれば、それは音を間違って覚えている。
ただしなんだかわからないけど、すごい言い間違いをしている。
そんなとき、この認知特性を思い出してみてください。その人が普段何を頼りに物事を判断しているか。
聴覚優位であれば、一文字違いなどのにたようなものかもしれません。
「ヤンバルクイナ」「がんばるクイナ」。
視覚優位でも「タカシマヤ」「タカマシヤ」など並び替えられたものが多いかもしれません。
まったく違う場合は、言語優位だと思います。
・言語映像タイプ
・辞書タイプ
言語映像タイプも辞書タイプも、どちらも「関連性のあるものはなにか」として認知しているようです。一旦聞いたものをカテゴリとして認知します。「ういろう」ということばをみたりきいたり読んだりとします。ようかんみたいなやつだなとおもい、発言するときには「むらまさ」とかいっちゃうんです。ムラサメのお菓子と同類とだからムラサメ⇒ムラマサみたいな。なんかよくわからない自分ルールとかカテゴリで決めているので旗から聞いているととんでもない言い間違いをするみたいです。
最初理系の特性なのかなと(二人が理系だったので)思っていたのですが、文系にもいるという声が。それでずっと気になっていたのです。
近くにいるものとしては、常に謎解きをさせられている感じですよw
脳トレになっているようですが、突っ込みがいつも冷たくなってしまうので申し訳ないなと思っています。^^
字が汚い!ディスグラフィア(書字障害)かも。
記事が飛びますが、今日はディスグラフィアについて。
医者に診断されたわけでもなく、私が息子の状態を見ていろいろ調べた結果、ディスグラフィアの傾向があると行きつきました。今日。
とにかくノートが汚い、字が汚い、1年から不登校してるし、みっちり漢字練習させたわけでもない。漢字の書き取りは宿題としてさせていましたが、汚さを追求すると書かなくなるのではないかと思い、書いてくれるだけでもいいというスタンスだったので小1のときから汚さにはとくに言及せずにきました。
いつも見ては、もうちょっと丁寧に書こうねとは声掛けしていましたが。
小3になって教室へ足を運ぶようになってから(毎日は行ってません)、板書の具合も横でいつもみていて、もうちょっと読める字で書こうよなんて笑いながら過ごしていました。
主人も字がきれいではないので、似たんだろうなぁ程度に思っていたのですが、先日1学期の個人面談でのこと。学習能力は申し分ない。友達とも円滑にコミュニケーションをとっている。ほんとに何が理由で登校渋りなのかわからないものですねと話しながら。やはり指摘というか話題になったのが、字。ノート。苦手ですねぇなんて先生もいっていましたが、ここですこしちゃんと見てあげようと思いました。
見てあげるっていうのは、練習をしなさい。たくさん書きなさいという指導をするのではなく、どうして字が汚いんだろうという問題定義を真面目に掲げるという意味です。
「る」が神化(進化w)しています。
少し前から、「名前」と「数字」と「めあて(3文字)」という文字だけでいいから、丁寧に書くようにしようねとお約束をしていました。
ぜんぶは無理だし、せめてこの3つ。
「なまえ」はテストにもかくし、配布係のお友達が読めないと困るから。
「数字」は、算数のテストでぜんぶ×なっちゃうよと。得意なのに。
「めあて」は、各教科、ノートの最初に必ず毎回「めあて」を書いているから。
なんとか丁寧に書くように心がけているようで、ノートを見ると「めあて」は力強く書かれています。他は荒ぶっていますが。。
※算数のノート
表出性言語障害を怪しんでいたのでそこからディスグラフィアの文字は意識していた私。今日の教育相談カウンセリングで少し話題に出してみました。
カウンセラーの方曰く、なぞりがきはどうですかー?とか、読みには問題ないですかーとか。読みに問題がある場合は、ディスレクシア(読字障害)、算数障害はディスカリキュリアというんですって。だいたい学習障害(LD)は、この3つに分離されるそうです。
成績が悪いという学習障害ではないので、障害というよりは個性ですね。
読みの困難は見当たらないし、算数は得意。純粋に書字障害ということになります。
どういったサポートでそこを補っていけるのかについて聞いてみましたが、今聞いてすぐという回答はプロでは困難ですね。明快な回答とはいかず、100回書いたところで覚えられる書けるという問題ではないという私の意見に同意くださったので別の方法を調べてみますーといって帰ってきました。
さてさてインターネット様様。ぐぐります。リコリタ発達ナビさんにもディスグラフィアのことは詳しくまたわかりやすくかかれていますので、割愛。
以前かった「うんこドリル」をベッドでゴロゴロを読み上げていたので(聞いてる方は不快w)、ちょっと書いてみようよと誘ってみました。
一発目のなぞり文字からしてなぞれないw。はみださないでねとお願いしてもはみだすw。目と頭と手がうまく神経伝達できてないのか!というところに問題があるのか、ただの不器用か。見たものを細かく脳につたえれてないのかw。わかりませんw。
なぞりがきをゆっくり集中してはみださずにかくから時間かかるし、なぞりがきじゃない十字のマスではえらい位置からかきだすし。ちょっと4文字ほど私の納得いくまで、なぞりがきから最後の成型まで何度も消しゴムのお世話になりながら書きました。
んー。これは、どこがうまく伝わってないのか。。。
・目から脳へ。
大体のかたちで漢字を見ている気がします。漢字テストの感じもなんか似てるけどちがうし。
・脳から手へ。
ゲームとかめっちゃうまいし、そこはあんまり問題ないきがする。
・不器用?
失敗を怖がって細かい作業はいやがるけど、不器用が突出しているわけではない。
ただの適当か??
なんてことでよくわからなかった。
漢字ノートをみて間違いの多いところをチェックしてみました。
どうも漢字ノート、真面目にやってない。書いてるけど、書き取り20回のところを、竹冠だけさきに20個かいてからつくりをかいているような。。
とにかく、突き出さないところを突き出したり、跳ねるところは跳ねない。糸偏はとりあえず「紙」とかく、みたいな調子で。。
ただの書き取りではない、いい教材はないかなとamazonでさがすも、ディスレクシアとしてのものが多く、ディスレクシアとディスグラフィアが合体している教材も多い。
ディスグラフィアに特化したそれだけの教材がほしい。興味をそらさないために。
ネットサーフィンしてみつけたのが、下記サイト。
NPO法人スマイルプラネットさんの読み書き支援プリント。
なにがすごいって、「苦手」に対する効果に追求した漢字プリントを配布しているのです。もちろんひらがなも。
ものを認知するという方法には、「認知特性」というものがあります。神経心理学などの分野ではよくつかわれる言葉だそうです。詳しくはぐぐってくださいw
認知特性とは?頭の良さを6つに分類する診断を解説する | 自分コンパス
こちらの挿絵がわかりやすいですね。
視覚優位性・聴覚優位性・言語優位性というふうに、認知するためにどこからの情報をキーとして判断しているかということらしいです。
私は視覚優位です。文字はいやですw。イラストや写真など、カメラアイというやつです。
例文書き出しなんて、30文字抜き出すのになんど同じ文章をみることかw。
息子はまだどれかわかりません。。。聴覚優位なのかもしれない。
とにかく、さきほどのスマイルプラネットさんにある、「くりかえし書いて練習するのが苦手」向けのプリントで様子を見てみようかと思います。
あとすごいのがこのサイト、上部で学年と出版社と単元名で、プリントを印刷できるんです!
ちょうどいま「もうすぐ雨に」をやっていたのでわぁなんてすばらしいんだ!
見てみてください!
ちょっと明日試してみます。
学校に行きたくないときの声掛け
Wisc-Ⅳも無事おわり、気持ちをわかる手助けになったため、
結果をうけてから私の息子への対応を変えていきました。
たとえば朝、学校へいく時間になったとき。こういう絵を用意する。
以前は「行きたくない」「いきたい」のどっちっていう2択質問をしていた。
それをバロメーター系にして、左がいきたくない、右がいってもいいかな、まんかあうーんだったら、どのへんにとりさんはいるー?みたいな聞き方にかえた。
がっつりいきたくないにおくときもあれば、うーんのところや、うーんより少し青よりだったりまる。そうすれば、とてもわかりやすい。じゃぁもうちょっとゆっくりしてからいこうかね。とか、いやもう今日はやめとくかーってあきらめたりもできる。
とにかくそれまで「わからない」「しらない」一点張りだったのが、こういうもので息子の頭の中をみていくことができるようになって私はとても幸せでした。
担任の先生と話せる?話せない?とかも全部このバロメーターで指さしてもらう。
はなせそうならサポートしつつ一緒にはなす。はなせないならはなさなくていいとする。
支援する側のいいツールです。
Wisc-Ⅳの結果
Wisc-Ⅳの結果がでました。8月末に浮けて、結果がきたのが10月だったかな。
全検査IQ118.各数値が画像をみてください。
まず第一にいえることは、下位数値と上位数値の差がはげしい。
年相応の子の普通の子といわれる子たちは、このグラフ、ほぼ横線になるそうです。
どれも発達のスピードが同じで少し早いか遅いか。
ただし、息子のような下位値と上位地値の差がある場合、通常15以上あると「集団行動での生きづらさ」がでてくるそうです。そんななかで息子の差の値は、「27」。生きづらさがでてくるといわれている値の倍ちかくあります。そりゃしんどかったねとなりました。
言語理解が97で、他が1124,112,124で全検査118だと賢いじゃん天才じゃん!てなる見方をする検査ではなく、このグラフのガタガタ具合から、そのこの特性をみる検査ですので、このガタガタ具合から息子の不登校につながる部分生きづらさにつながる部分をみつけていこうという、手段の一つとなります。
検査所見に描かれている通り、全検査IQ:118で平均の上~高いを位置しています。
ただし、個々の能力にばらつきがあるため、詳しく検討する必要があるとのこと。
まずは言語理解:
97です。言葉をつかった推理力・言葉で理解する能力は年相応。ただし、他の能力に比べるとこれが息子の中では一番苦手分野となっている。物の名前から共通点を探す・具体的なものから抽象的な概念を言葉にすることが苦手とのこと。
⇒だからへんなカテゴリつかおうとするし、なんで?とかきいても「わからない」ですますんだなと。ここで私の胸が一つおりた。
知覚推理:わーきんぐめもり:処理速度はどれもたかく、得意とのこと。
ただ、得意すぎても表現するための言語理解がそれにおいついていないので、しゃべれなかったり説明できなかったりどうしたらいいかわからなくなったりしてこまっているとのこと。なるほど。
支援の方針としていろいろとこのほかにもアドバイスをいただきました。
うまく話せないのはばかではなくて、頭の中でたくさんのイメージや思考が高い処理能力によって働いている、でもそれらをアウトプットするための言語という面にといて言語力と表現力がおいついていないため、説明できない。はなせないとなる。
いつも「いくの?いかないの?」みたいな2択が答えやすいとばっかりおもっていてきいてたんだけど、そうじゃなく、「シンジョウバロメーターなりをつかっていまの気分はどのへん?」というのがてきせつなんだそう。
また友達とのコミュニケーションも心配されていますが、言語としてのコミュニケーションはうまくはないですが、友達の表情や態度からよみとることができますのでそれほど支障はなさそうです。
最後に記号のかきうつしのところでも丁寧に作業しすぎて時間がかかるという指摘をうけました。これが今現在の悩みに直結してくるんですが、まぁ結果としては、息子の頭の思考回路が解けて理解できて、わたしとしてとても有意義な結果となりました。
この結果を踏まえてさらに息子との接し方を有意義なものにかえている。
相談室とWisc-Ⅳに感謝です。
Wisk4の専門の方むけの書籍です。
Wisc-Ⅳを受ける(小2の夏)
学校では小1から小2に上がるタイミングでクラス替えはなく、担任は転属の女性教師。
慣れないタイプだったらしくてほぼ教室にはいきませんでしたw。
ただ友達とは仲が良かったので帰り道だけいっしょにかえったりレベルで交流をしていました。
さてWisc-Ⅳを受けました。
日付は学校が休みにはいった夏休み中8月上旬。おちついている時期です。
そういうのも考えて日付をきめ、実施しました。
はやければ1時間ちょいでおわるよ、ながければ2時間くらいになるかもだよっていう話をきちんと聞き、結局約2時間、休憩もまじえながらすべての設問をクリアしたそうです。えらい。
結果は1か月後とのことで、まぁそれくらいかかるわなと。とにかくおえたことをほめ、ちゃんと結果が出せる状態でおえれたことがうれしかったです。
あたまいいかばかかとかをはかるものではなく、知能傾向というか。なんというか。
検査官の言う話をしっかりきいて、気が散ることもなくまじめにしっかりうけたそうです。
えええええ、きちんとできるやーん。ってつっこみましたが、ままままっまままmっていう部分とは若干ちがう検査だしw
結果をまちました。
Wisk4の専門の方むけの書籍です。
Wisc-Ⅳを受けるために
Wisc-Ⅳを受けたいと言い続けていたのですが、もろもろの理由によりなかなか実現しませんでした。
まずスクールソーシャルワーカーに相談しました。受けたいと。
じゃぁ「必要ないですよ」との一点張りで相談に乗ってくれませんでしたね。なんじゃらほい。
で、教育相談室のカウンセリング時にいつもWisc-Ⅳを受けたいと申告していました。
最初はどうかなぁって感じだったのですが、そこはやはり利用者・保護者の願い、あまりにも強いとせざるをえないのが公的機関。
すぐにはできませんという説明を受けました。それは、まずは人見知りである息子が試験を受けれるほど落ち着いている状況でないといけないこと。試験をうける相手はいつものお姉さんではだめなのこと。2時間くらい拘束されることに耐えれることなど、たしかに今すぐできそうでも、実は落ち着いて安定している状態で受けないと、正しい結果が得られないというのが重要な点でした。
また、2時間の拘束に耐えられない場合は再検査となるため、また状態を整えるのに時間がかかること。息子が検査がいやなものだと判断したら、もうずっとうけれなくなるかもしれないこと等リスクがありました。
ですが、やってみなけりゃわからない。状態は母も家族も協力するので実施する方向で考えてくださいとお願いしました。
で、教育相談室にもなれてきた7月に来月8月に実施しましょうということになりました。実施内容については、前もって検査官の紹介、どんなことをするよっていう説明を息子にしてもらいました。
息子は利巧なので、わかったと。ちゃんとうけれたらおいしいものたべようねとかいろいろ言いましたがw。
このとき、これまで駄々をこねたりかんしゃくを起こしたりすること一度もなかった息子がはじめて教育相談室のカウンセリング前に駄々をこねました。
ウィスクフォーへの不安から、なにかつまっていたみたいです。
ですが私もカウンセラーのお姉さんも、そういうやだやだという素の自分をだしてくれたことに喜んだこと。いつもからにかぶっておりこうさんしてたんで、そういうこどもっぽい行動がほんとうに心ひらいたくれたみたいでうれしくて。
一つ鍵がはずれたかなってかんじでほほえましかったです。
そんな状況も越え、Wisc-Ⅳを受ける日になりました。
Wisk4の専門の方むけの書籍です。
カウンセリングで話していたこと(通い始め
カウンセリングで話していたこと(通い始め)は、「どうして不登校になってしまったんだろう」でした。
理由がわからない。なぜいきたくないのか。なにがあったのか。
正直このころ、私は息子のことを、社会不適合的な、なにか障害があるのか、頭が悪いのかどうなのかまったくわかりませんでした。
だからそのへんをお話してはどうしてだろう、どうしたらいくようになるんだろうっていうことばかり話していました。
「今日学校いく?」「明日学校いく?」ってきいても「いかない」
「なんでいかないの?」ってきくと「わからない」
こいつばかなんじゃないかって思ってました( ´∀` )
発達障害系に知見のある兄に言わせると、うちの息子にはそんな遅延は見られない。
理解もある、話もできる。発達障害系ではないのではないかと言われていました。
私は兄が大好きで信じているので、このころもよく兄のアドバイスを聞いていました。兄は息子にというよりも、母である私へのアドバイスをたくさんくれました。
そんなとき兄からWiscフォーを受けるといいということを頻繁に言われていました。
WISC™-IV知能検査 | 検査詳細 | 心理検査 | 日本文化科学社
”5歳0カ月~16歳11カ月の子どもを対象にした、世界でも広く利用されている代表的な児童用知能検査です。
”
そう、知能検査です。
3月からカウンセリングをはじめ、4月にはウィスクフォーを受けさせてくれと教育相談室へお願いしていました。教育相談室で受けれると教えてくれたのも兄です。