不登校な息子のともだち

週1顔をだすか出さないかくらいの息子だが、クラスメイトはとても温かい。

われら親子にはもったいないくらい温かい。

 

久しぶりの登校なのに「今日遊べる?」といってくれる元気な男の子。

「おひさー」と無難に声をかけてくれる優等生の男の子。

「やせた?」と私のデブを気にしてくれる女の子。(太ったと返事する)

「やぁ!」と元気よく声をかけてくれる男の子。

変顔してくる男の子、女の子。

「ちょっとぉ、なんでこないのよぉ」とつついてくる女の子。

とりあえずどついてくる男の子。

 

大体息子より私に声かけてくるけど。

 

そんな対応してくれるもんだから、いうほど教室はつらくないはず。なのに足が向かないのは相当なトラウマだなと今は思うようにしてる。

 

きっとなんであいつだけ特別対応なんだと思ってる子もいると思う。絶対いると思う。

いじめなどが全くないのがみんなの人柄の良さとか環境だと思う。

周りに助けられてるなぁといつも思う。みんなの笑顔はありがたい。もう少しするとそんな声掛けもなくなってくるのではないかとか若干心配にもなる。思春期になりいろいろあれば、声をかけにくくなるということもあると思う。

 

4時間目は図書の時間だった。図書室で借りた本を返し、借りたい本を探し、貸出カードに記載する。あとは別の本を読んだり探したりという時間。おしゃべりが大きすぎると注意されるが、小さな声だと許される。息子は本が選べない。情報量が多すぎて自分が何を選べばいいのか、それがつらいらしい。なのでいろいろと本を手に取ってやっては手渡してこれはどうかと言ってやる。結構適当に。

息子はべたーっと私に持たれてきたり手を握ったりする。恥ずかしくないのかと聞くと恥ずかしくないらしい。この辺の気持ちはまだ年齢に追い付いてない。

 

本棚をあさったり本をぱら見していると、何人かが声をかけてくれる。何みてるのーって。そういうクラスに自然に溶け込んでいる私はレアな保護者じゃないだろうか。

これおもしろそうだよとか、クラスメイトのように話す。

 

別の時間では算数など教えてあげることもある。ヘルプの先生みたいだ。

結構教室のうしろをうろうろしてる。

調べ学習などは調べ方やヒント、まとめ方なんかも参加してる。正直楽しい。

 

毎時間授業に出ていないわけだから、息子の学習は遅れている。だから机の横で前回分などをさっと説明したり、要領を教えたりしながらささっと補助する。息子はこれがまた物分かりがいいものだから、計算問題や読解問題など、やり方を教えてるとささっとこなしてしまう(今のところ)。授業受けてないのにテストで点数取れる謎のやつっていう印象は持たれている。でも漢字は書けないし、ひらがなとカタカナも怪しい。

そんな子もいるよねって感じでみんなが受け入れてくれてるのが本当に助けになっている。本人はわかってなさそうだけど、いつもそれは口酸っぱく伝えている。