学校に行きたくないときの声掛け

Wisc-Ⅳも無事おわり、気持ちをわかる手助けになったため、

結果をうけてから私の息子への対応を変えていきました。

 

たとえば朝、学校へいく時間になったとき。こういう絵を用意する。

以前は「行きたくない」「いきたい」のどっちっていう2択質問をしていた。

それをバロメーター系にして、左がいきたくない、右がいってもいいかな、まんかあうーんだったら、どのへんにとりさんはいるー?みたいな聞き方にかえた。

がっつりいきたくないにおくときもあれば、うーんのところや、うーんより少し青よりだったりまる。そうすれば、とてもわかりやすい。じゃぁもうちょっとゆっくりしてからいこうかね。とか、いやもう今日はやめとくかーってあきらめたりもできる。

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とにかくそれまで「わからない」「しらない」一点張りだったのが、こういうもので息子の頭の中をみていくことができるようになって私はとても幸せでした。

 

担任の先生と話せる?話せない?とかも全部このバロメーターで指さしてもらう。

はなせそうならサポートしつつ一緒にはなす。はなせないならはなさなくていいとする。

支援する側のいいツールです。

 

 

Wisc-Ⅳの結果

Wisc-Ⅳの結果がでました。8月末に浮けて、結果がきたのが10月だったかな。

全検査IQ118.各数値が画像をみてください。

 

まず第一にいえることは、下位数値と上位数値の差がはげしい。

年相応の子の普通の子といわれる子たちは、このグラフ、ほぼ横線になるそうです。

どれも発達のスピードが同じで少し早いか遅いか。

ただし、息子のような下位値と上位地値の差がある場合、通常15以上あると「集団行動での生きづらさ」がでてくるそうです。そんななかで息子の差の値は、「27」。生きづらさがでてくるといわれている値の倍ちかくあります。そりゃしんどかったねとなりました。

言語理解が97で、他が1124,112,124で全検査118だと賢いじゃん天才じゃん!てなる見方をする検査ではなく、このグラフのガタガタ具合から、そのこの特性をみる検査ですので、このガタガタ具合から息子の不登校につながる部分生きづらさにつながる部分をみつけていこうという、手段の一つとなります。

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検査所見に描かれている通り、全検査IQ:118で平均の上~高いを位置しています。

ただし、個々の能力にばらつきがあるため、詳しく検討する必要があるとのこと。

 

まずは言語理解:

97です。言葉をつかった推理力・言葉で理解する能力は年相応。ただし、他の能力に比べるとこれが息子の中では一番苦手分野となっている。物の名前から共通点を探す・具体的なものから抽象的な概念を言葉にすることが苦手とのこと。

⇒だからへんなカテゴリつかおうとするし、なんで?とかきいても「わからない」ですますんだなと。ここで私の胸が一つおりた。

知覚推理:わーきんぐめもり:処理速度はどれもたかく、得意とのこと。

ただ、得意すぎても表現するための言語理解がそれにおいついていないので、しゃべれなかったり説明できなかったりどうしたらいいかわからなくなったりしてこまっているとのこと。なるほど。

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支援の方針としていろいろとこのほかにもアドバイスをいただきました。

うまく話せないのはばかではなくて、頭の中でたくさんのイメージや思考が高い処理能力によって働いている、でもそれらをアウトプットするための言語という面にといて言語力と表現力がおいついていないため、説明できない。はなせないとなる。

いつも「いくの?いかないの?」みたいな2択が答えやすいとばっかりおもっていてきいてたんだけど、そうじゃなく、「シンジョウバロメーターなりをつかっていまの気分はどのへん?」というのがてきせつなんだそう。

 

また友達とのコミュニケーションも心配されていますが、言語としてのコミュニケーションはうまくはないですが、友達の表情や態度からよみとることができますのでそれほど支障はなさそうです。

 

最後に記号のかきうつしのところでも丁寧に作業しすぎて時間がかかるという指摘をうけました。これが今現在の悩みに直結してくるんですが、まぁ結果としては、息子の頭の思考回路が解けて理解できて、わたしとしてとても有意義な結果となりました。

この結果を踏まえてさらに息子との接し方を有意義なものにかえている。

 

相談室とWisc-Ⅳに感謝です。

 

 

 

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Wisc-Ⅳを受ける(小2の夏)

学校では小1から小2に上がるタイミングでクラス替えはなく、担任は転属の女性教師。

慣れないタイプだったらしくてほぼ教室にはいきませんでしたw。

 

ただ友達とは仲が良かったので帰り道だけいっしょにかえったりレベルで交流をしていました。

 

さてWisc-Ⅳを受けました。

日付は学校が休みにはいった夏休み中8月上旬。おちついている時期です。

そういうのも考えて日付をきめ、実施しました。

はやければ1時間ちょいでおわるよ、ながければ2時間くらいになるかもだよっていう話をきちんと聞き、結局約2時間、休憩もまじえながらすべての設問をクリアしたそうです。えらい。

 

結果は1か月後とのことで、まぁそれくらいかかるわなと。とにかくおえたことをほめ、ちゃんと結果が出せる状態でおえれたことがうれしかったです。

あたまいいかばかかとかをはかるものではなく、知能傾向というか。なんというか。

 

検査官の言う話をしっかりきいて、気が散ることもなくまじめにしっかりうけたそうです。

 

えええええ、きちんとできるやーん。ってつっこみましたが、ままままっまままmっていう部分とは若干ちがう検査だしw

結果をまちました。

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Wisc-Ⅳを受けるために

Wisc-Ⅳを受けたいと言い続けていたのですが、もろもろの理由によりなかなか実現しませんでした。

 

まずスクールソーシャルワーカーに相談しました。受けたいと。

じゃぁ「必要ないですよ」との一点張りで相談に乗ってくれませんでしたね。なんじゃらほい。

で、教育相談室のカウンセリング時にいつもWisc-Ⅳを受けたいと申告していました。

最初はどうかなぁって感じだったのですが、そこはやはり利用者・保護者の願い、あまりにも強いとせざるをえないのが公的機関。

すぐにはできませんという説明を受けました。それは、まずは人見知りである息子が試験を受けれるほど落ち着いている状況でないといけないこと。試験をうける相手はいつものお姉さんではだめなのこと。2時間くらい拘束されることに耐えれることなど、たしかに今すぐできそうでも、実は落ち着いて安定している状態で受けないと、正しい結果が得られないというのが重要な点でした。

また、2時間の拘束に耐えられない場合は再検査となるため、また状態を整えるのに時間がかかること。息子が検査がいやなものだと判断したら、もうずっとうけれなくなるかもしれないこと等リスクがありました。

 

ですが、やってみなけりゃわからない。状態は母も家族も協力するので実施する方向で考えてくださいとお願いしました。

 

で、教育相談室にもなれてきた7月に来月8月に実施しましょうということになりました。実施内容については、前もって検査官の紹介、どんなことをするよっていう説明を息子にしてもらいました。

息子は利巧なので、わかったと。ちゃんとうけれたらおいしいものたべようねとかいろいろ言いましたがw。

 

このとき、これまで駄々をこねたりかんしゃくを起こしたりすること一度もなかった息子がはじめて教育相談室のカウンセリング前に駄々をこねました。

ウィスクフォーへの不安から、なにかつまっていたみたいです。

ですが私もカウンセラーのお姉さんも、そういうやだやだという素の自分をだしてくれたことに喜んだこと。いつもからにかぶっておりこうさんしてたんで、そういうこどもっぽい行動がほんとうに心ひらいたくれたみたいでうれしくて。

一つ鍵がはずれたかなってかんじでほほえましかったです。

そんな状況も越え、Wisc-Ⅳを受ける日になりました。

 

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カウンセリングで話していたこと(通い始め

カウンセリングで話していたこと(通い始め)は、「どうして不登校になってしまったんだろう」でした。

理由がわからない。なぜいきたくないのか。なにがあったのか。

正直このころ、私は息子のことを、社会不適合的な、なにか障害があるのか、頭が悪いのかどうなのかまったくわかりませんでした。

 

だからそのへんをお話してはどうしてだろう、どうしたらいくようになるんだろうっていうことばかり話していました。

 

 

「今日学校いく?」「明日学校いく?」ってきいても「いかない」

「なんでいかないの?」ってきくと「わからない」

 

こいつばかなんじゃないかって思ってました( ´∀` )

 

発達障害系に知見のある兄に言わせると、うちの息子にはそんな遅延は見られない。

理解もある、話もできる。発達障害系ではないのではないかと言われていました。

私は兄が大好きで信じているので、このころもよく兄のアドバイスを聞いていました。兄は息子にというよりも、母である私へのアドバイスをたくさんくれました。

 

そんなとき兄からWiscフォーを受けるといいということを頻繁に言われていました。

WISC™-IV知能検査 | 検査詳細 | 心理検査 | 日本文化科学社

5歳0カ月~16歳11カ月の子どもを対象にした、世界でも広く利用されている代表的な児童用知能検査です。

そう、知能検査です。

3月からカウンセリングをはじめ、4月にはウィスクフォーを受けさせてくれと教育相談室へお願いしていました。教育相談室で受けれると教えてくれたのも兄です。

 

教育相談室のカウンセリング事業について

前回の記事のように、スクールソーシャルワーカーの勧めで、息子にカウンセリングをうけさせることにしました。

私(母)はとくに必要ないですっていっていたのですが、あちらとしては母の精神状態もケアしないとという思いがあったらしく、じゃぁお話するだけでもってことで月1くらいで利用。息子は月2利用のカウンセリングがはじまりました。

それが3月。1年生の終わりからはじまりました。

 

私と離れることに不安がある息子は、最初とても不安そうでしたが、45分間だけ、やさしそうなお姉さんとこのお部屋で遊ぶだけ、ママはこっちのお部屋でお話するから待っててねって感じで、なきそうになったりどうしても会いたくなったらこっちの部屋きていいからねっていういろいろ全然大丈夫だよっていう話をつけたうえで、別室へ。

不安そうでしたが、そこはまわりはプロ。不安を解消する言葉をかけ配慮し、無理をさせずってかんじでした。息子も「ママがお話する時間だから」と、自分のカウンセリングだなんてつゆとも知らず(わかってない)、まずは45分別々で過ごすという練習から始めるという感じでした。

 

そのへん息子は聞き分けがいいので、最初からお利巧な態度で別室待機をおこなってくれました。カウンセリングといっても、特になにをするわけでもなく、別室でオネエサンカウンセラーさんとお人形やおもちゃで遊んでたそうです。

担当のお姉さんカウンセラーさんと打ち解けるのには数カ月から何年もかかるものだからそこは気長にと言われました。

 

なにがわかるんだ?なにがカウンセリングなんだ?と思って、最初はよくわからず私も通っていました。私のカウンセリングというと、まぁ雑談。

雑談を通していろいろ情報を集めて分析してくださっていたのだと思います。

 

とりあえずは別室で過ごす練習、行動認知からはじめたというスタートでした。

 

スクールソーシャルワーカを利用する

学校に行ったり行かなかったりの2学期。

行ったとしても親子で別室にこもる。ずっと一緒。

 

そんな生活がつづくもんだから、相談員さんやあちらがわからしたら、母親である私の精神もかなり心配だったらしい。いつも「いやぁこまりましたよねぇ」なんてわらってたんですが、複数円形脱毛とか起こしてたらそら心配になりますわよね。

 

申し訳ないなぁって思いながらも、すごい親身に心配してくれたのを覚えている。

 

2学期の終わりごろから担任経由でスクールソーシャルワーカの話を聞いた。

利用してはどうですか?という校長の提案らしい。

 

スクールソーシャルワーク事業:練馬区公式ホームページ

"スクールソーシャルワーカとは、不登校やいじめなど、学校で困りごとやつらさを抱えているお子さんやご家族を支えるための専門職です。教育分野の知識だけではなく、社会福祉の制度やサービスを理解しており、多くは「社会福祉士」や「精神保健福祉士」の資格を持っています。"

 

とのことで、校長などの管理職の先生から学校教育支援センターの学校支援係に依頼することで支援を受けることができます。

で、なにをしてくれるのかというと、上の練馬区のリンクにあるように、

 

"

学校の先生と連携し、困っているお子さんがいきいきと学校生活を送ることができるように手助けをします。

◇ 学校に来られないお子さんの話し相手をしたり、学校に来られるような手だてをいっしょに考えたりしています。
◇ 学校や子ども家庭支援センター、総合福祉事務所、こども発達支援センター、保健相談所等と連携しながら、お子さんやご家族に役立ちそうな医療や福祉、法律の制度等を紹介し、手続きのお手伝いをします。
◇ お子さんやご家族が利用しやすい居場所や施設、ボランティア等を紹介することもあります。

 お子さんやご家族の話をよく聞いて、お子さんに笑顔が戻るように活動しています。

"

らしいです。

 

つかえるもんはなんでもつかっとこうということで、二つ返事でお願いすることにしました。

 

同意書や面談など、学校側からお話があったのが1年の年末、面談があったのが1月下旬だったかな。2月は特になんの連絡もなく、3月くらいからぼちぼち連絡がくるようになりました。まぁ学校にいいづらいこととか、他の相談センターの紹介とかそういう面の相談はしやすかったです。そして連携も早かったです。

 

わたしは家庭の状況や私の性格などぜんぜんオープンにしてOKなので、どんどん情報共有してくださいって姿勢でお願いしていました。

そのスクールソーシャルワーカさんにより、教育相談センターのカウンセリングをすすめられました。